支援前の課題

同社では、業務効率化やDX推進を目的に、Google Workspaceの導入とあわせて、全従業員がGeminiを使える環境を整えていました。
また、経営陣からも積極的な活用方針が示されており、現場からの期待感が高まっていました。
しかし、以下のような課題に直面し、活用が停滞していました。
情報システム部門へ活用方法に関する相談や問い合わせが集中し、十分なサポート体制の維持が難しくなっていた。
生成AIの基本知識やセキュリティへの理解が十分ではなく、実際の業務で使うことに不安を感じる従業員が多かった。
Geminiを利用できる環境は整っていたものの、営業・開発・バックオフィスそれぞれの業務で“どのように活用できるのか”が分からず、日常業務への定着が進んでいなかった。
支援内容

リフレームは、知識習得だけで終わらず、実際の業務の中で生成AIを使いながら定着させることを重視しました。
そのため、研修と研修の間に1か月の実践期間を設け、現場での利用を促進しながら課題を整理・解決していく伴走型プログラムを実施しました。
Day 1:基礎講座および共通業務への適用
初日は全社員を対象に、生成AIの基本知識とGeminiの特徴を理解するための研修を実施しました。
【実施内容】
生成AIの本質とGeminiでできることを解説
メール作成やドキュメント要約など、全社共通業務での活用方法を紹介
入力してはいけない情報など、セキュリティリスクについて説明
実践期間:現場で使いながら活用方法を見つける
Day 1の研修後は約1か月間の実践期間を設け、受講者が日常業務の中でGeminiを活用しました。
【実施内容】
日常業務の中でGeminiを利用
「どのような業務で使えたか」を確認
「どこでつまずいたか」を整理
Day 2:課題解決ワークと職種別AI活用
実践期間中に見つかった課題を持ち寄り、課題解決に向けたワークショップと職種別の活用支援を実施しました。
【実施内容】
実践期間中の課題共有
課題解決ワークショップ
営業・開発・バックオフィスなど、部門・職種別業務に特化したAI活用方法のレクチャー
業務プロセスをGem(カスタムBot)へ落とし込むプロンプト構築演習
個別相談:業務ごとの悩みに伴走
研修期間中および前後に、従業員の個別の疑問や具体的な業務効率化の相談に対して、リフレームのコンサルタントがマンツーマンで手厚く回答・サポート
成果・効果

【定性評価】
指標 | 研修実施前 | 研修実施後(2ヶ月後) |
|---|---|---|
Geminiの週次アクティブ利用率 | 15% | 68%(全社的な日常ツール化) |
現場で作成・共有されたGem数 | 0件 | 営業・開発・人事で計25件が実用化 |
【定量評価】
リテラシーの均一化とセキュリティの担保:
全社員が「入力してよい情報・ダメな情報」の基準を正しく理解したことで、安全な利用環境が確立された。情シス部門の負担軽減:
現場が自律的に学び合う体制(作成したGemの共有など)ができ、情報システム部門への問い合わせが大幅に減少した。

