支援前の課題

同社は、中期事業戦略において「AI・データ活用による生産性向上および新製品開発の加速」を掲げていました。
しかし、全社的なAIの業務活用を推進するにあたり、以下の3つの課題に直面していました。
外部のAI研修を実施していたものの、継続的な育成の仕組みとして整備されておらず、実業務での活用が進んでいなかった。
経営層が求めるAI活用の方向性と、現場が理解している学習範囲に差があり、全社で同じ目線を持ちにくい状態であった。
職種や役割に応じたAI人材の要件が明確ではなく、現場実務に落とし込める育成計画を描きにくい状態であった。
支援内容

リフレームは、中期事業戦略と人材育成を結びつけるため、3ヶ月間でAI人材要件の定義から育成計画の策定までを一貫して支援した。
フェーズ1:組織・人材のあるべき姿の設計
中期事業戦略と連動した組織像を描くために、経営層と現場の認識を整理しました。
中期事業戦略の整理
経営陣・事業部長層への個別ヒアリング
全社スキルアンケートを実施した
フェーズ2:人材要件の詳細定義
画一的な研修フレームではなく、現場の業務に即したAI人材像を明確にするため、職種ごとのスキルや行動要件を整理しました。
AI人材の職種パターンの策定
各職種に必要なスキルマップの作成
現場業務に合うコンピテンシーを定義
フェーズ3:育成計画の策定
戦略と人材要件、教育施策をつなげ、次年度以降の人材投資や人事施策に活かしやすい計画に落とし込みました。
3〜5カ年の中期AI人材育成ロードマップを策定
職種・レベル別の教育カリキュラムの設計
次年度以降の人材投資や人事施策につながる計画を整理
成果・効果

自社に必要なAI人材像が整理され、次年度以降の施策に移しやすい計画としてまとまりました。3カ年AI人材育成計画の策定により、AI活用に向けた共通認識づくりにもつながりました。
【定量成果】
AI人材を3つの職種、4段階のスキルレベルで定義し、全社共通で活用できる人材要件を策定した。
今後3年間で約300名(全従業員の約60%)を育成するAI人材育成計画を策定し、経営会議で承認を得た。
【定性成果】
経営層から事業部門まで、AI人材像やDX推進の方向性について共通認識が形成された。
育成計画とスキル要件が具体化し、次年度からのIT/AIスキル評価・処遇制度の検討につながった。

